歌手や俳優として活躍し、社会活動家として公民権運動などを支援したハリー・ベラフォンテさんが25日、鬱血性心不全のため死去しました。96歳でした。広報担当者が明らかにしました。
ベラフォンテさんは1956年に「バナナ・ボート(デーオ)」をヒットさせ、「カリプソの王」と呼ばれるようになりました。ブロードウェイのミュージカルを映画化した「カルメン」に出演して映画スターにもなりました。
しかし最も大きく貢献したのはステージ外の活動でした。ベラフォンテさんは公民権運動の中心となって戦略の立案や資金調達、橋渡し役を担いました。そうした活動のためにエンターテインメント界のキャリアは常にリスクにさらされ、命を失いそうになったこともあります。