米ネバダ州クラーク郡の検視事務所は29日までに、干ばつによる記録的な水位低下に見舞われたミード湖で昨年見つかった遺体について、1998年に失踪した男性(当時52)のものと特定したことを明らかにした。
ミード湖では昨年、米西部各地を襲った干ばつの影響で記録的な水位低下が起こり、湖岸線が急速に後退。沈没したボートや人間の遺体が見つかっていた。
先月には、当局がラスベガスに住んでいた別の男性、ドナルド・スミス氏の遺体を特定した。スミス氏は1974年4月に溺れたと報じられている。
スミス氏の遺体が発見されたきっかけは、昨年10月にダイバーがミード湖で人骨に遭遇したことだった。これを受けて公園の潜水チームが捜索に乗り出したところ、他にも白骨化した遺体の部位が見つかった。
ミード湖で遺体が見つかるのはスミス氏で少なくとも6人目だった。