ChatGPTなどAI(人工知能)の「生みの親」とも言える博士が、グーグルを退社し、AIの危険性について警鐘を鳴らしました。
トロント大学のジェフリー・ヒントン名誉教授(75)は、ニューヨークタイムズのインタビューに応え、AIの危険性に警鐘を鳴らすためにIT大手のグーグルを退社したことを明らかにしました。
ヒントン博士は2012年に人工知能の基盤となる技術を生み出し、「AIのゴッドファーザー」とも呼ばれています。
AI技術の進歩が「社会と人類に深刻なリスクをもたらす」として、IT大手による開発がエスカレートすることに懸念を示しました。
「AIが人間より賢くなるとは信じられておらず、30年から50年以上先だと思っていたが、今はそう思わない」と話し、科学者が技術を制御できる方法を見つけるまで技術を拡大させるべきではないという考えを示しました。