1960年代の米テレビアニメ「原始家族フリントストーン」をテーマにした家に恐竜の像などが増設された工事を、地元当局が条例違反の「迷惑行為」に当たると主張した訴訟で、和解が成立していたことが分かりました。
米カリフォルニア州サンフランシスコ郊外のヒルズボロー市が2019年、家を所有する中国系の実業家、フローレンス・ファン氏を提訴していました。
「フリントストーン・ハウス」と呼ばれるこの家は、もともと1970年代に建てられました。ファン氏が2017年に購入し、大きな金属製の恐竜や登場人物の像を増設しました。市当局は、無断で景観を変えるのは条例に違反するとして工事の中止を命じましたが、同氏は従いませんでした。
ファン氏は市当局に対抗し、自分が中国出身だという理由で差別を受けたとする訴えを起こしました。