オーストラリア西海岸沖の島で、150年以上前に絶滅したと思われていたネズミの仲間が生息しているのが見つかりました。オーストラリア国立大学などの研究チームが発表しました。
研究チームは絶滅したオーストラリア固有種のげっ歯類8種と、その仲間で現在も生息している42種のDNAサンプルを比較しました。その結果、絶滅したとされていた「グールドニセマウス」は、西オーストラリアの孤島に今も生息している「フィールドニセマウス(別名シャークベイマウス)」と「区別できない」ことが分かりました。
グールドニセマウスはかつてオーストラリア全土に生息していましたが、1857年を最後に目撃情報が途絶えていました。