内モンゴル自治区は中国の統治下に置かれ、近年目覚しい経済発展を遂げています。しかし、その一方で、遊牧民としての生活や独自の文化、風土が失われてきているといいます。
内モンゴル出身で日本在住の写真家、アラタンホヤガさんはそうした故郷の姿を記録しようとシャッターを切り続けています。シリンホト市が政治的、経済的中心地にあるシリンゴル盟に拠点を置きながら撮影してきました。
シリンホト市は中国の四大草原の一つと言われるシリンゴル草原の中心にあります。昔から観光地として知られていました。
北京からは、車でも6〜8時間で来ることができます。近年は、モンゴルのナーダムや相撲、競馬を売りにしていて、観光客だけではなく、写真好きなアマチュアカメラマンにとっても、大変有名な撮影ツアーの名所となっています。