本州一のサンマの
水揚げ
量を
誇る岩手県大船渡市の
港では25
日、ことし
初めてサンマが
水揚げされました。サンマ
漁は、
今月20
日に
主力と
なる100
トン以上の
大型船による
漁が
解禁され、
大船渡港には
午前8時ごろ、
北海道沖で
取れたサンマを
積んだ
船が
入港しました。
25日に水揚げされたのは合わせて26トンで、競りの結果、1キロ当たり800円から1100円と、去年に比べて100円ほど安い価格で取り引きされました。
大船渡港の去年のサンマの水揚げ量はおよそ1万1000トンと、震災前の半分程度にとどまる深刻な不漁となりましたが、水産庁はことし、日本近海に来るサンマの量は去年に比べて増えると予測していて、漁業者たちも期待を寄せています。
初水揚げした漁船の千葉博幸漁労長は、「ことしのサンマはサイズも大きく、脂ものっている。ことしこそは大漁で終われるよう、今後の漁に期待したい」と話していました。
サンマ漁は、北海道沖から三陸沖に漁場を変えながら、年内いっぱい行われます。