北海道での
地震を
受けた
政府の
関係閣僚会議で、
安倍総理大臣は16
人が
死亡し26
人が
安否不明になっていることを
明らかにしたうえで、
態勢の
機動的な
強化を
図り、
人命救助に
全力を
挙げる考えを
示しました。
北海道で
震度7の
揺れを
観測した
地震を
受けて、
政府は
7日午前9時半すぎから
総理大臣官邸で
3回目と
なる関係閣僚会議を
開催しました。
この中で安倍総理大臣は「これまでに16人が亡くなられ、厚真町を中心に26人が安否不明になっている。現在、2万2000人の救助部隊で救命・救助活動にあたっているが、態勢を機動的に強化して人命救助に全力を尽くしていく」と述べ、16人が死亡し26人が安否不明となっていることを明らかにしました。
また安倍総理大臣は「停電は北海道全体のほぼ半分の140万戸で電力供給を再開した。1世帯でも多くに電気が届くよう火力発電所の運転再開などに全力を挙げるとともに、供給が再開したエリアでは節電への協力を引き続きお願いしたい」と述べました。
さらに安倍総理大臣は「多くの方が避難所などで不安な時を過ごしている。被災市町村などと連携し、生活物資などの供給をプッシュ型で行うとともに、病院の人的支援、ライフラインの早期復旧に向けた支援などを先手先手で行ってほしい」と述べ、被災者の支援に全力を挙げるよう、関係閣僚に対して指示しました。
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、死者16人について、厚真町12人、札幌市1人、苫小牧市1人、むかわ町1人、新ひだか町1人となっていることを明らかにしました。
また安否不明の26人については、「すべて厚真町という報告を受けている」と述べました。