福岡市の
県立高校で、
体育大会に
参加していた
生徒30
人余りが
体調が
悪いと
訴えて
病院に
運ばれ、
警察は、
雨にぬれて
低体温症になった
可能性があるとみて
調べています。
8日正午ごろ、
福岡市早良区有田の
福岡講倫館高校で、
体育大会に
参加していた
生徒が、
次々に
体調が
悪いと
訴えました。
比較的、症状が重い36人が救急車で病院に運ばれましたが、消防によりますと、いずれも命に別状はないということです。
気象台によりますと、福岡市では、8日、断続的に雨が降り、正午の気温は、7日より5度余り低い21度9分でした。
警察は、雨にぬれて体温が下がり、低体温症になった可能性があるとみて調べています。福岡講倫館高校の森本茂副校長は「大会のあいだ中雨が降り続いていた。天気や気温の予報をみて開催できると考えたが、生徒が体調を崩す事態になってしまい、大変申し訳なく思っている」と話していました。
高校によりますと、体育大会は、雨が予想されていたため、予定を繰り上げて、午前中だけの開催にしていたということです。
母親「ずっと雨 中止の声あがっていた」
グラウンドで体育大会を見ていた40代の母親は、「ずっと雨が降っていたので、中止にしたほうがいいのではないかという声が保護者から上がっていました。学校は生徒の安全を守る判断が遅かったと思います」と話していました。
また、一時、娘が体調を崩した40代の母親は、「娘が体調を崩し心配しました。ほかにも多くの生徒が体調を崩していたのが遠くで見ていてもわかったので、生徒が多数搬送されるまで中止の判断がなかったのが、とても残念です」と話していました。