アメリカ南部、ノースカロライナ
州に
上陸したハリケーンは
熱帯低気圧に
変わりましたが、
現地では
これまでに
4人が
死亡し、
大雨や
強風によって
住宅の
浸水や
大規模な
停電が
続いています。
アメリカの
気象当局によりますと、
大型のハリケーン「フローレンス」は14
日朝(
日本時間の14
日夜)、ノースカロライナ
州南部に
上陸したあと
勢力を
弱めて、
日本時間の15
日朝には
熱帯低気圧に
変わり、
時速6キロの
速さで
西北西へ
進んでいます。
アメリカのメディアは、これまでにハリケーンの影響で、倒れた木が住宅を直撃するなどして母親と乳児2人を含む4人が死亡したと伝えています。
また、ハリケーンが上陸したノースカロライナ州では、広い範囲で強風が吹き荒れて街路樹が倒れたり高潮や大雨によって住宅が浸水したりする被害が出ていて、隣接するサウスカロライナ州と合わせて60万戸以上が停電しています。
気象当局は、場所によっては来週初めにかけて1000ミリを超す雨が降り、3メートルを超す高潮のおそれがあるとしています。
アメリカでは、去年大型のハリケーンで南部テキサス州やアメリカの自治領プエルトリコなどで多くの犠牲者が出ていて、厳重な警戒態勢が続いています。