今月6日の
地震で
大きな被害を
受けた
北海道厚真町のジャガイモの
集荷施設が26
日に
再開し、
早速、イモの
選別作業が
行われていました。
厚真町上野地区に
あるジャガイモの
集荷施設は、
地震の
揺れでイモを
選別する
機械が
壊れるなどの
被害を
受け、ちょうど収穫の
時期を
迎えていたメークインなどを
受け入れられない
状態が
続いていました。
修理が終わったことから、およそ3週間ぶりに施設が再開され、従業員は、イモを大きさや形ごとに選別したり、箱に詰めたりする作業を急ピッチで進めていました。
施設が被害を受けた影響で、周辺のジャガイモ農家の中には収穫を見合わせていたところも多いということです。
集荷施設の担当者の小寺裕則さんは「やっと活気が戻ったなという思いです。およそ3週間にわたって消費地にイモを送ることができなかったので、作業を急ぎたい」と話していました。
収穫作業が本格化
ジャガイモの産地の北海道安平町などでは、地震で被害を受けた近くの集荷施設が復旧したことから、これまで中断していた収穫作業が本格的に行われています。
北海道の安平町や厚真町はジャガイモの産地として有名で、例年9月の上旬に収穫を行っています。
しかし、地震で厚真町にあるジャガイモの集荷施設が壊れたため、多くの農家で収穫を見合わせていました。
この集荷施設が26日から再開したことから、およそ3週間ぶりに本格的な収穫作業が行われていて、安平町の農場では、専用の機械を使って次々にジャガイモを掘り出していました。
この農場では26日の午前中だけで10トンのイモを収穫したということです。
ただ、地震の影響で畑の土が崩れてむき出しになったイモもあり、一部は青く変色するなどして食用としては出荷できなくなったということです。
農場長の鹿糠貴宏さんは「畑の状況を見ると悔しさもありますが、収穫作業が動き出したので少し安心しました。また頑張ろうという気持ちになっています」と話していました。