ことしのノーベル
平和賞の
受賞者にアフリカで
性暴力の
被害に
遭った
女性の
治療に
当たってきた
医師が
選ばれたことを
受けて、
日本で
この問題への
理解を
広める活動を
行ってきた
市民団体が
東京で
会見を
開き、「
平和賞の
受賞を
きっかけに、
性暴力は
世界的な
問題だと
知ってほしい」と
訴えました。
大学教員や
学生などで
作る「コンゴの
性暴力と
紛争を
考える会」は、ことしのノーベル
平和賞にコンゴ
民主共和国のデニ・ムクウェゲ
医師が
選ばれたことを
受けて、
6日午後、
都内で
会見を
開きました。
この中で立教大学特定課題研究員の米川正子代表は「ムクウェゲ医師には『これだけ訴えても、なぜ誰も何もしないのか』という怒りがある。ノーベル平和賞をきっかけに、性暴力は世界的な問題だと知ってほしい」と訴えました。
この団体は、おととし、ムクウェゲ医師を東京に招いて講演会を開くなど、この問題への理解を広める活動を行っています。
またコンゴ民主共和国出身で、団体のアドバイザーを務めるジャン・クロード・マスワナさんは「今回の受賞は問題解決への一つのステップにすぎない。性暴力を根絶するために何が必要か考え、前進しなければならない」と述べました。