北海道電力は、
地震のあと
運転を
停止し、
その後、
試運転を
行っていた
苫東厚真火力発電所の
2号機を、
機器の
安全が
確認されたとして、10
日朝、
再稼働しました。
苫東厚真火力発電所は
1号機と
4号機が
これまでに
再稼働していて、
2号機の
再稼働により
全面的な
復旧となります。
苫東厚真火力発電所は
道内最大の
火力発電所で、
先月6日の
地震によって
1号機、
2号機、
それに4号機が
相次いで
運転を
停止し、
大規模停電を
引き起こすきっかけとなりました。
このうち、2号機は、先月21日から試運転を始めたあとに新たな不具合が見つかり、復旧作業を進めた結果、機器の安全が確認されたとして、10日午前6時に再稼働しました。
苫東厚真火力発電所は、1号機が先月19日、4号機が先月25日にそれぞれ復旧していて、2号機の再稼働により全面的な復旧となります。
これによって、道内の電力の供給体制は、地震の前の計画まで戻ることになります。
しかし、ほかの発電所の中には稼働から50年が経過して老朽化したものもあり、トラブルによって運転を停止するリスクが依然としてあることから、北海道電力は、引き続き無理のない範囲での節電に協力するよう呼びかけています。