2014年に打ち上げられたJAXAの小惑星探査機「はやぶさ2」は、小惑星「リュウグウ」に2度着陸し地下物質の採取に成功したとみられ、現在、地球に向かって航行中です。「はやぶさ2」は今年12月6日に地球に帰還し、「リュウグウ」の物質が入ったとみられるカプセルをオーストラリアの砂漠に投下した後、すぐに新たな天体の探査に向かう予定ですが、その目的地が決まりました。
新たな目的地となる小惑星の名前は「1998KY26」。直径およそ30メートル、「リュウグウ」の30分の1の大きさで、現在、地球と火星の間を高速で自転しながら回っています。「はやぶさ2」は、新たに10年半かけて110億キロメートルの長旅に出ることになります。