登山者に
人気が
ある長野県の
北アルプス・
白馬岳の「
白馬大雪渓」を
通るルートは、
大規模な
崩落が
発生したため、20
日から
通行止めとなっています。
長野県白馬村の「
白馬大雪渓」は、
北アルプスの
白馬岳と
杓子岳にはさまれた
谷にあり、
夏でも
雪の
上を
歩いて
登山が
できるルートとして
人気があります。
村によりますと、ことしにかけての記録的な雪不足で積雪が少ないうえ、この夏の長雨と猛暑の影響でここ数日で急激に雪どけが進み、雪渓で大規模な崩落が発生したことが18日までに確認されました。
このため村は、登山者の安全確保のため20日からこのルートを通行止めにしています。
村は、年内の規制解除は難しいとして、白馬岳へは隣の小谷村側から向かう、う回ルートを利用するよう呼びかけています。
村には、登山を目的に例年、3万人以上が訪れますが、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大で、山小屋が営業休止になるなど影響が及んでいて、登山に訪れる人は先月までの時点で去年の同じ時期の3割ほどに落ち込んでいます。
村は「異常気象で山岳観光のメインルートである大雪渓まで通れなくなり残念だ」と話しています。