アフリカ南部のボツワナで野生のゾウ300頭以上が死んでいるのが見つかった問題で、政府の野生生物保護当局は21日、毒素を生成するシアノバクテリア(藍色細菌)が水飲み場で繁殖していたことが原因だったと発表しました。しかし、一部の専門家はこの説明に納得していません。
当初は原因不明とされ、さまざまな憶測が飛び交う中で、ボツワナ政府は死骸や土壌、水質の検査を指示していました。
ボツワナに生息するアフリカゾウは13万頭と、アフリカ大陸で最も多いです。同国は昨年、ゾウの狩猟解禁に踏み切って国際社会の非難の的になりました。
保護団体の関係者などは、5月に死んだゾウについて、密猟によって殺された疑いがあると指摘していました。