総務省が発表した人口推計によりますと、今月15日時点の65歳以上の高齢者は前の年と比べて30万人増えて3617万人となり、過去最多を更新しました。総人口に占める割合も28.7%と過去最高で、世界で最も高くなっています。第1次ベビーブームに生まれた「団塊の世代」が全員70代となったことから70歳以上が大幅に増えていて、このうち100歳以上は8万人でした。
一方、2019年に仕事に就いていた高齢者は892万人で16年連続で増加し、働く人に占める高齢者の割合も13.3%で過去最高となりました。働き手の中心となる生産年齢人口の減少にともない、社会保障制度の見直しが迫られそうです。