米司法省が中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン容疑者に対し、著書や講演で得た収益を放棄するよう求めていた民事訴訟で、容疑者側が500万ドル(約5億2300万円)を支払うことに同意したことがわかりました。
スノーデン容疑者は2013年に米政府の情報収集活動を暴露して刑事訴追されました。ロシアへ亡命し、現在も同国に滞在しています。
法廷文書によると、スノーデン容疑者は同書の印税などで420万ドルの収益を得たほか、56回に及ぶ有償の講演で1回当たり平均1万8000ドル、計103万ドル前後の報酬を受け取りました。
ただしスノーデン容疑者の弁護士は、米政府への支払いがただちに実行されるわけではないと主張しました。