米航空宇宙局(NASA)は、男女の宇宙飛行士を2024年までに月に送り込む「アルテミス計画」の詳細を発表しました。実現すれば、史上初めて女性が月に降り立つことになります。男性の到達は1972年以来。
NASAはアルテミス計画のために、2025年までのフェーズ1予算として280億ドル(約3兆円)を要求します。
アルテミスはギリシャ神話に登場する月の女神で、アポロの双子の姉妹でもあります。
予算のうち10億ドルは、月へ人類を送り込むためのシステム開発に充て、6億5100万ドルは宇宙船「オライオン」と、ボーイングが建造するロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」に割り振ります。NASAは既にSLSのために少なくとも119億ドルを費やしており、SLSは2017年12月までに準備が整うはずでした。