在インドネシア日本大使館は26日、ジャカルタ首都圏で密造酒を飲んだ複数の在留日本人が深刻な中毒症状を発症し、死者が出たことを確認したと発表しました。
インドネシアでは国民の大多数が戒律上、飲酒が禁止されるイスラム教徒のため、アルコール類の販売は禁止されてはいないものの、税率が高く設定されていることから安い密造酒が広く出回り、社会問題となっています。2018年には密造酒を飲んだ60人以上が死亡する事故が発生するなど、毎年のように死者が出ています。
在インドネシア日本大使館は、これらの密造酒が在留日本人の間にも流通しているおそれがあるとして、「疑わしい飲料は絶対に飲まないでください」と注意を呼びかけています。