北朝鮮の
国営メディアは、キム・ジョンウン(
金正恩)
朝鮮労働党委員長が、
妹のヨジョン
氏(
与正)とともに、
水害で
被害を
受けた
地域の
復旧現場を
視察したと
伝えました。
国民生活に
配慮する
姿勢を
強調するねらいがあり
そうです。2
日付けの
朝鮮労働党機関紙「
労働新聞」は、キム・ジョンウン
委員長が、ことし8
月の
水害で1000
棟余りの
住宅が
壊れる被害を
受けた、
東部・カンウォン(
江原)
道にある
復旧現場を
視察したと
伝えました。
この中で、キム委員長は「ことしは例を見ないほど大変な年だが、闘うやりがいも大きい」と述べ、復旧にあたる軍をたたえました。
北朝鮮は、ことし8月から先月にかけて3つの台風が上陸して大きな被害を受けたことから、国民生活に配慮する姿勢を強調するねらいがありそうです。
一方、視察には、妹のキム・ヨジョン氏が同行し、労働新聞の1面に掲載された写真には、キム委員長から少し離れた後方で視察の様子を見守るヨジョン氏の姿が写っています。
ヨジョン氏はことし6月に軍事境界線近くにある韓国との共同連絡事務所の爆破を主導するなど、存在感を高めていましたが、動静が伝えられるのはことし7月下旬以来、およそ2か月ぶりです。