Japanese News: 体外受精で生まれた子どもおととしは過去最多5万6900人余

体外たいがい受精じゅせいで生うまれた子こどもおととしは過去かこ最多さいた5万まん6900人にん余よ

Oct 3, 2020 04:10

Furigana

おととし国内こくないで実施じっしされた体外たいがい受精じゅせいで生うまれた子こどもの数かずは5万まん6900人にん余あまりと、これまでで最もっとも多おおかったことが日本にっぽん産科さんか婦人ふじん科か学会がっかいのまとめで分わかりました。

体外たいがい受精じゅせいは、不妊ふにん治療ちりょうのため精子せいしと卵子らんしを体からだの外そとで人工じんこう的てきに受精じゅせいさせるもので、日本にっぽん産科さんか婦人ふじん科か学会がっかいが全国ぜんこくのおよそ600の医療いりょう機関きかんを対象たいしょうにおととし1年間ねんかんの実施じっし状況じょうきょうをまとめました。

それによりますと、この年としに実施じっしされた体外たいがい受精じゅせいで生うまれた子こどもの数かずは5万まん6979人にんとこれまでで最もっとも多おおくなりました。

これは1年間ねんかんに生うまれる子こどものおよそ15人にんに1人にんが体外たいがい受精じゅせいで生うまれた計算けいさんになるということです。

また、不妊ふにん治療ちりょうのため体外たいがい受精じゅせいなどを実施じっしした件数けんすうも延のべ45万まん4893件けんで、前まえの年としから6600件けん余あまり増ふえ、過去かこ最多さいたとなりました。

ただ、実施じっし件数けんすうが増ふえるペースは落おちてきていて、治療ちりょうを受うける年代ねんだいの女性じょせいが減へっていることなどが理由りゆうとして考かんがえられるということです。

不妊ふにん治療ちりょうをめぐっては体外たいがい受精じゅせいを行おこなう際さいに多額たがくの費用ひようがかかることが課題かだいとなっていて、政府せいふは、保険ほけん適用てきようの拡大かくだいを検討けんとうしています。

調査ちょうさを行おこなった埼玉さいたま医科いか大学だいがくの石原いしはら理さとし教授きょうじゅは「若わかい世代せだいを中心ちゅうしんに、経済けいざい的てき理由りゆうで体外たいがい受精じゅせいが受うけられない人ひとや子こどもを持もつこと自体じたいをためらう人ひとがいる。治療ちりょうから子育こそだてまで長期ちょうき的てきに支援しえんする体制たいせいを整ととのえる必要ひつようがある」と話はなしていました。