9月末までの12か月間の地球の平均気温は、産業革命以前の水準より1.3度近く高かったです。
これは、国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が2018年に報告した、深刻な影響が生じる限界点である「1.5度」の気温上昇に非常に近いです。
地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定(Paris Agreement)」は各国に対し、地球温暖化を2度より「はるかに低く」、できれば1.5度に抑えるよう求めています。
地球の平均気温は産業革命前と比べてすでに1度上昇しており、甚大な被害を及ぼす熱波や干ばつを悪化させ、海面上昇で破壊力を増した熱帯性低気圧の強度を増大させています。