タイで
大規模な
反政府デモを
続けていた
若者たちは、
警察によって
強制的に
排除されたあと、
抗議活動を
続けるためバンコク
中心部に
再び集まるよう
呼びかけていて、
反発を
強めるデモ
隊と
警察との
間で
衝突が
懸念されています。タイでは
若者たちが、プラユット
首相の
退陣や
王制改革などを
求め14
日、
首都バンコクで
大規模な
反政府デモを
行いましたが、タイ
政府は15
日、
首都に
非常事態宣言を
出し、
警察がデモ
隊の
強制排除に
乗り出して
中心メンバーなど22
人を
拘束しました。
デモの中断を余儀なくされた若者たちはSNSで「独裁者を倒すためにわれわれと一緒にたたかってほしい」などと、メッセージを拡散し、15日午後、バンコク中心部に再び集結するよう支持者たちに呼びかけました。
これに対し、タイ政府のアヌチャー報道官は「デモ隊が王室を侮辱したため、国民の間に分断が生まれないよう措置を講じた」などと述べて、5人以上の集まりを禁じ、通常の手続きがなくても逮捕できる非常事態宣言のもとで、デモを抑え込む方針を示しました。
バンコク中心部の大通りでは、現在、若者たちが集まってきていて、交差点を占拠し「プラユットはやめろ」などと声を上げています。配置についた警察官が厳重な警戒態勢をとって若者たちとにらみ合いを続けていて、反発を強めるデモ隊との間で衝突が懸念されています。