マレーシアの海事当局は13日までに、領海を航行中の中国漁船6隻を停止させ、中国国籍の60人を拘束したことを明らかにしました。中国は複数の国が領有権を争う現在の南シナ海で、存在感を高めています。
拘束が行われたのは10日です。現場はシンガポールとの国境に位置する南部ジョホール州の東の沖合でした。漁船は中国北部の秦皇島市で登録されており、西アフリカのモーリタニアに向かう途中だったということです。
マレーシアでは、2016年から19年にかけて中国の沿岸警備隊や海軍の船舶による領海侵犯が89件報告されています。