“不老長寿の果実” ムベを知っていますか - Easy News

「不老ふろう長寿ちょうじゅの果実かじつ」との言い伝いいつたえが残のこるアケビ科かの果実かじつ、「ムベ」の収穫しゅうかくが京都きょうと府ふ福知山ふくちやま市しで始はじまりました。

「ムベ」は秋あきが旬しゅんの赤あか紫色むらさきいろをしたアケビ科かの果実かじつで、ほんのり甘あまみのあるゼリー状じょうの果肉かにくが特徴とくちょうです。

7世紀せいきに天智てんじ天皇てんのうが、老ろう夫婦ふうふから長寿ちょうじゅの秘ひけつだとして渡わたされた果実かじつを食たべて、「もっともだ」という意味いみの「むべなるかな」と言いったことが名前なまえの由来ゆらいとされています。

福知山ふくちやま市し夜久野やくの町まち西垣にしがき地区ちくでは、地域ちいきの特産とくさん品ひんにしようと、700平方メートルへいほうめ-とるの畑はたけで栽培さいばいを行おこなっていて、ことしも18日にちから収穫しゅうかくが始はじまりました。

住民じゅうみんたちは赤あか紫色むらさきいろに色いろづいたムベを傷きずがつかないように1個こ1個こ丁寧ていねいにはさみで摘み取つみとったあと、箱はこに詰つめていきました。

ことしはこれまでで最もっとも多おおいおよそ2000個この収穫しゅうかくを見込みこんでいるということで、地元じもとの自治じち会かいの衣川きぬがわ秀正ひでまささんは「ことしは、夏なつの暑あつさもあって去年きょねんよりも甘あまさが増ましています」と話はなしていました。