タイのバンコク近郊にあるプラスチック工場の大規模な爆発火災で高濃度の化学物質が周囲で確認されたとして、当局は周辺住民に注意を呼び掛けています。
5日未明に発生したバンコク近郊のプラスチック工場の火災は約25時間後にほぼ消し止められましたが、6日夕方に再び爆発が起きて消火活動が続けられています。
地元メディアによりますと、工場では約1600トンの化学物質「スチレン」を保管していましたが、火災の後、半径1キロにわたって高濃度のスチレンが確認されたということです。
スチレンを吸い込むと慢性気管支炎などを起こす恐れがあるため、当局は工場周辺で高性能な防じんマスクを使用するなど周辺の住民に警戒するよう呼び掛けています。