今も安否が分からない人が21人いますが、現場では8日も雨の影響などで捜索がたびたび中断するなど、活動は難航しています。
熱海市の伊豆山地区で今月3日に起きた土石流では、8日、新たに2人が心肺停止の状態で見つかり、死亡が確認されました。
2人はいずれも、被害が大きかった新幹線より山側の家屋が密集した場所で発見されたということで、警察などが身元の確認を進めています。
今回の災害による死者は9人になりました。
また、これまでに遺体で見つかっていた人のうち、3人について、静岡県と熱海市が公表した安否不明者のリストに氏名が掲載されていた熱海市伊豆山の木村京子さん(84)、熱海市網代の天野初さん(56)と、天野稲子さん(85)と確認されました。
今も安否が分からない人は21人になりました。
現場は土砂が深く積もり、8日も強まった雨の影響などで3度にわたって捜索が中断するなど活動は難航しています。
災害の発生から9日で7日目となり、警察や消防、自衛隊などが1700人態勢で捜索にあたることになっています。