豊洲市場をめぐる
問題で、
東京都の
内部調査の
報告書では
記されていなかった
盛り土に
関係する
資料が
新たに
見つかり、
都の
調査が
十分だったか
問われることになりそうです。
豊洲市場をめぐる
問題で
東京都は
先月30日に
内部調査の
結果を
公表し、
最大の
焦点だった
建物の
地下に
盛り土をしない
方針が
決められた
経緯について
報告しました。
この中で、土壌汚染対策の検討が本格化した平成22年から25年にかけての時期が、方針を決定するうえでの重要な時期と位置づけ、建物の設計を作成する過程などを詳細に説明しています。
ところが、この時期に作成された建物の設計についての資料が、報告書には示されていなかったことが、都議会民進党の調査で新たに分かりました。
この資料は平成23年1月までに大手設計会社が都に提出したもので、イメージ図では、盛り土の上に建物と基礎部分があり、このうちの基礎部分は「盛り土不要」と説明しています。
盛り土の方針が決定される重要な時期に存在した資料について報告していなかったことになり、都議会の議論でも都の内部調査が十分だったか問われることになりそうです。