北朝鮮に
拉致された
被害者の
家族などが、
この間に
集まった
早期救出を
求める
署名を
政府に
提出し、「
拉致問題に
第1優先で
取り組んでもらいたい」と、
1日も
早い
帰国の
実現を
求めました。
拉致被害者の
家族会代表で
田口八重子さんの
兄の
飯塚繁雄さんと、
姉の
小野田栄子さんたちは
4日、
八重子さんの
出身地である
埼玉県川口市の
市長とともに、
加藤拉致問題担当大臣と
面会しました。そして、
川口市を
中心に、この
2年余りの
間に
集められた
早期救出を
求めるおよそ
9500の
署名を
手渡し、
飯塚さんが「みんなの
気持ちを
真摯(しんし)に
受け取ってもらい、
拉致と
核の
問題を
切り離して、
被害者の
早期帰国を
第1優先に
取り組んでいただきたい」と
求めました。
拉致被害者の家族は、平成9年に家族会を結成して以降、全国の自治体などにも協力を求めて署名活動を続けていて、これまでに集まった署名は1162万に上っています。
署名を提出した飯塚さんは「家族も高齢化して1年1年の重みを感じています。我慢して助けを待っている被害者も毎年、年を取っているので、一刻も早い帰国を実現させてほしい」と話しました。