富山県高岡市の
市議会議員2人が、
視察などの
旅費の
領収書を
偽造して
政務活動費を
不正に
受け取っていたことを
明らかにしました。このうち
1人は、
議員を
辞職する
意向です。
不正が
明らかになったのは、
高岡市議会の
会派「
市政高岡」の
代表を
務める
四十九清治議員と、
同じ
会派に
所属し、
民進党富山県連の
副政調会長を
務める
中山欣一議員で、
4日、
2人そろって
会見を
開きました。
それによりますと、2人は去年7月から11月にかけて、視察や勉強会で九州や東京を訪れた際の交通費や宿泊費の領収書をパソコンで偽造して政務活動費を請求し、四十九議員は14万円余り、中山議員はおよそ18万円をそれぞれ不正に受け取っていたということです。2人は、こうした視察や勉強会の多くは実際に行っていて、領収書を紛失したため偽造したと説明していますが、このうち去年7月の九州への視察に四十九議員は参加しておらず、依頼を受けた中山議員が領収書を偽造していたということです。
中山議員は「会派の代表の頼みだったので断り切れなかった。本当に申し訳なく思っている」と述べ、議員を辞職する意向を示しました。一方、四十九議員は、「申し訳ないことであり、過去の報告書を精査したうえ、辞職するかどうか判断する」としています。