東京都の
小池知事の
就任後、
初めてとなる
都議会は、
4日午後から
各会派による
代表質問が
始まり、
知事の
政治姿勢や
豊洲市場の
問題などについて、
論戦が
行われています。
小池知事の
就任後、
初めてとなる
都議会は、
先月28日に
開会し、
知事の
所信表明を
受けて
4日午後から
各会派による
代表質問が
行われています。
自民党の
高木啓幹事長は「
小池都政においても
協力すべきは
協力し、
都議会の
第1党として、
都民の
代表、
都民の
与党として
都民目線で
山積する
課題を
迅速、
的確に
解決していく」と
述べました。そのうえで、
高木幹事長は、
小池知事が
都政改革本部に
多数の
顧問を
起用していることに
触れ、「
知事の
側こそ
都議会や
都民にとりブラックボックスになっているのではないか」と
指摘し、
選挙期間中に「
都議会もブラックボックスだ」と
発言した
真意などをただしました。
これに対し、小池知事は「日本の政治風土においては、往々にして主権者の目が届かないところである種の力学が働きがちだ。そのため一般の都民の目線では見えづらいところもままあるということを表現した。都政改革本部を土台として全庁に改革マインドを根づかせるとともに、ガバナンスの機能強化を図り、都政に対する都民の信頼を確保していく」と述べました。
また、高木幹事長は、豊洲市場の問題について、「都議会に対して虚偽答弁をしてきたと言われても仕方なく、言語道断だ」と指摘して見解をただしました。
これに対し小池知事は「組織のトップとして非常に重く受け止め、弛緩(しかん)した空気の存在は都庁組織にとって危機的状況と言わざるをえない。今後は信頼できる都政を作り上げていく」と述べました。
4日はこのあと、公明党、共産党、民進党の順に代表質問が行われることになっています。