中学1年のときに
北朝鮮に
拉致された
横田めぐみさんが、
今月5日に
52歳の
誕生日を
迎えるのを
前に、
両親も
出席して
集いが
開かれ、めぐみさんの
1日も
早い
帰国を
訴えました。
39年前の
昭和52年、
中学1年のときに
北朝鮮に
拉致された
横田めぐみさんは、
今月5日に
52歳の
誕生日を
迎えます。
誕生日を前に2日、父親の滋さん(83)と母親の早紀江さん(80)も出席して、2人が住む川崎市で集いが開かれました。この中で早紀江さんは「毎年、誕生日になると、めぐみが生まれてきた日の朝のことを思い出します。来年で拉致から40年になりますが、主人も高齢になって言葉がしゃべりにくくなったり歩きにくくなったりしています。『めぐみちゃん』と言える状態のときに帰ってきてほしいし、倒れるまで頑張って悔いが残らない形で天国に行きたい」と訴えました。
拉致問題をめぐってはこう着状態が続いていて、高齢化が進む家族の間には「元気なうちに再会を果たしたい」という思いが強くなっています。集いのあと早紀江さんは「めぐみが成長している姿を想像してきましたが、あまりにも長い年月が経過し、想像もつかなくなってきました。家族も高齢になって病院に入ったり亡くなったりする人も出てきているので、早く喜び合える日を迎えたい」と話しました。