横浜市の
病院で
入院患者2人が
異物を
混入され
相次いで
中毒死した
事件で、ナースステーションでは、
休日の
少ない
態勢のままふだんより
多いダンボール
箱およそ
10箱分の
大量の
点滴を
管理していたことがわかり、
警察は、
保管場所周辺で
不審な
人物が
目撃されていないか
調べています。
先月、
横浜市神奈川区にある「
大口病院」で、いずれも
入院患者の
八巻信雄さん(
88)と
西川惣藏さん(
88)が
相次いで
中毒の
疑いで
死亡し、
警察は、
何者かが、
2人の
点滴に
消毒液を
混入した
疑いがあると
見て
殺人の
疑いで
捜査しています。
これまでの調べで、点滴はその日に使用する分だけナースステーションに移されていましたが、先月17日、2人を含む4階の患者の点滴は、連休の関係で3日分がまとめて移されていました。
その後の調べで、ナースステーションに移されたのは、ふだんより多いダンボール箱およそ10箱分に上る大量の点滴で、休日の少ない態勢のまま管理していたことが捜査関係者への取材でわかりました。
4階の病棟では、平日は、日勤と夜勤合わせて8人程度の看護師が勤務していましたが、17日以降の休日の3日間は、4、5人程度だったということです。
ナースステーションなどの保管場所に鍵はついておらず、勤務状況によっては誰もいない時間帯もあり、警察は、保管場所周辺で不審な人物が目撃されていないか調べています。