今回のリオデジャネイロオリンピックとパラリンピックのメダリストたちによるパレードで、
警視庁はテロなどの
不測の
事態に
備えるため、
近年のイベントでは
最大規模の
態勢で
警戒にあたりました。ことし
7月に
花火の
見物客を
狙ったテロが
起きるなど、
大勢の
人が
集まる
場所で
比較的警備が
緩やかな「ソフトターゲット」を
狙ったテロが
世界各地で
相次いでいます。このため、
今回のパレードで、
警視庁は
近年のイベントでは
最大規模の
態勢で
警戒にあたりました。
パレードが始まるおよそ2時間前には、警備犬を使ってコース周辺に爆発物などの不審物がないか捜索を行ったほか、トラックなどの車両が入れないよう道路に大型の警察車両などを止めて封鎖しました。
沿道には多くの警察官を配置するとともに、いわゆる「見せる警備」の一環として顔の付近に小型のカメラを付けた警察官を巡回させ、緊急時に現場の状況をいち早く共有できる態勢で警戒にあたりました。このほか、不審なドローンなどを捕獲する専門部隊や銃器対策部隊の「ERT=緊急時対応部隊」をコース周辺に待機させて不測の事態に備えました。
警視庁によりますと、今のところ、大きなトラブルはないということです。警視庁は今回の警備を検証し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの警備に生かしていくことにしています。