7日午後、
東京の
渋谷駅前の
銀行で、キャリーバッグを
放置しようとしたイギリス
国籍の
27歳の
男が「
爆弾だ」と
話したため、
駅周辺で
避難誘導が
行われるなど
現場付近は
一時、
騒然となりました。バッグの
中身は
爆発物ではありませんでしたが、
警視庁は
銀行の
業務を
妨害した
疑いで、
男を
逮捕しました。
7日午後1時ごろ
東京の
渋谷駅前にある「みずほ
銀行渋谷支店」から、「
不審な
人物が
銀行内にキャリーバッグを
放置しようとしている」と
通報がありました。
駆けつけた警察官が、バッグを放置しようとした外国人の男に中身を尋ねたところ、英語で「爆弾だ」と答えたということです。
警視庁の爆発物処理班などが調べた結果、中身は衣類やパソコン、それにゲーム機などでしたが、多くの人が行き交う渋谷駅周辺で避難誘導が行われたり、通行が規制されたりして、現場付近は一時、騒然となりました。
警視庁は、客や従業員を避難させるなど銀行の業務を妨害したとして、7日夜、威力業務妨害の疑いで男を逮捕しました。
警視庁によりますと、逮捕されたのはイギリス国籍で、職業不詳のフンジャン・ジャスプリート容疑者(27)で、調べに対し「『爆弾だ』と言ったのは間違いない。『そういうふうに言え』という言葉が頭の中に入ってきた」などと供述しているということです。
フンジャン容疑者は7日朝から銀行内をうろついたり、ソファーで寝たりといった行動を繰り返していたということで、警視庁は詳しいいきさつを調べています。