12日の午後、埼玉県新座市の地下にある東京電力の電気のケーブルが燃える火事がありました。地下からは黒い煙が空高くまで上がっていました。
この火事で、東京の港区や千代田区、豊島区など11の区で、58万以上の家や会社などの電気が止まりました。そして、西武鉄道や都営大江戸線などの電車も運転ができなくなりました。駅では大勢の人が電車が動くのを待っていました。
警視庁によると、200ぐらいの場所で信号が消えたため、事故にならないように警官が交通整理をしました。国の役所や裁判所などでも電気が消えて暗くなりました。エレベーターが止まって、外に出ることができなくなった人もたくさんいました。
電気は1時間ぐらいで直りましたが、火事は9時間以上続きました。東京電力は、燃えたケーブルは35年前から使っていて、ことしの6月に壊れていないか調べたと話しています。