半世紀ぶりの
国産旅客機として、
三菱航空機が
開発を
進めている「MRJ」の
2号機が
13日、
予定外で
石川県の
能登空港に
急きょ、
着陸していたことが
分かりました。
半世紀ぶりの
国産旅客機として
開発が
進められている「MRJ」は、これまでに
5機の
試作機が
製造されています。このうち
2号機は、
国内での
飛行試験を
行うため、
13日、
愛知県の
県営名古屋空港を
離陸し、
計画では
同じ
空港に
戻ることになっていました。
しかし、石川県能登空港管理事務所によりますと、午後4時前に、三菱航空機から「MRJ2号機に不具合があるため着陸させたい」という連絡があり、そのおよそ15分後に能登空港に着陸したということです。現在、空港で点検作業が行われていて、今のところ離陸の予定は立っていないということです。
能登空港管理事務所によりますと、これまでMRJの飛行試験で着陸する際は、数時間前には連絡があり、今回のように着陸の直前に連絡が入ったケースは初めてだということです。
着陸の理由について三菱航空機は「確認したいことがあったため着陸した。飛行試験中なので、トラブルの1つ1つについてコメントはしない」と話しています。
MRJをめぐっては、ことし8月、1号機が本格的な飛行試験を実施するためのアメリカへの出発が、たび重なる機体の不具合で延期されるトラブルが起きています。