先月の
台風16号の
大雨による
農業関連の
被害について、
政府は
来週にも「
激甚災害」に
指定し、
復旧にかかる
費用を
国が
補助することになりました。
先月、
非常に
強い
勢力で
鹿児島県に
上陸した
台風16号では、
九州南部を
中心に
記録的な
大雨となり
各地で
農地が
浸水するなどの
被害が
出ました。
内閣府によりますと、農地や農業施設などの農業関連の被害額は、13日までに、鹿児島県でおよそ24億円、宮崎県でおよそ13億円などと西日本を中心に合わせて56億円に上ると推計され、激甚災害に指定する基準額を上回るということです。
このため政府は台風16号による農業関連の被害について、来週の閣議で「激甚災害」に指定し、自治体が復旧工事を行う際の国の補助率を、最大で90%余りに引き上げることになりました。
政府は、台風16号による鹿児島県垂水市の土木施設の被害についても、被害額がおよそ8億円に達すると推計されることから、合わせて「局地激甚災害」に指定することにしています。