インターネットの
掲示板で
弁護士の
殺害を
予告したり、
千葉県の
松戸市役所に
爆破予告のメールを
送ったりした
罪などに
問われた
元大学生に、
東京地方裁判所は、
保護観察の
付いた
執行猶予の
判決を
言い渡しました。
元大学生の
安藤良太被告(
21)は、ことし
2月までの
1年間に、インターネットの
掲示板に
弁護士の
殺害などを
予告する
書き込みをしたほか、この
弁護士を
装って
松戸市役所に
爆破を
予告するメールを
送ったなどとして、
脅迫や
威力業務妨害などの
罪に
問われました。
被告は
起訴された
内容を
認め、
検察は
懲役3年を
求刑していました。
21日の判決で、東京地方裁判所の菅原暁裁判官は、「特定の弁護士をおもちゃにして遊んでいたなどという動機は悪質と言わざるをえない」と指摘しました。一方で、「育った環境や、自宅に引きこもり1日の大半をインターネットに費やしてきた生活歴を踏まえると軽率な考えは未熟さの影響による部分もある」などとして、定期的に生活の指導などを受ける「保護観察」の付いた、懲役2年6か月、執行猶予4年を言い渡しました。
判決の後、裁判官は、「『生活や生き方そのものを見直していきたい』とこの法廷で語ったことを忘れず実践してほしい」と語りかけました。