東日本大震災の
津波で
大きな
被害を
受けた
宮城県石巻市の
中心部で
工事が
進められていた
新たな
商店街がほぼ
完成し、
記念の
式典が
開かれました。
式典が
開かれたのは
宮城県石巻市の
JR石巻駅近くの
商店街で、この
地区は
東日本大震災の
津波で
多くの
店が
被害を
受け、
周辺道路の
拡幅工事や
商店街の
整備などが
進められてきました。
式典では、石巻市の亀山紘市長が「皆さんの力で再生したこの町で、新たなにぎわいやコミュニティーが生まれることを期待しています」とあいさつしました。続いて地元の小学生たちがパレードをしたり、歌を披露したりして新たなまちの門出を祝うと、住民から大きな拍手が送られていました。
新しい商店街には、これまでに14の店が建てられています。震災を教訓に道路がバリアフリー化されて、災害が起きた際に安全に避難できるよう工夫されているということです。
近くに住む75歳の女性は「まちがどんどん変わっていく様子を見るとさみしい気もしますが、商店街がきれいになってうれしいです」と話していました。