鳥取県有数の
観光地、
三朝温泉では
地震のあと
宿泊施設の
予約のキャンセルが
相次いでいて、
地元の
旅館協同組合が
対応に
苦慮しています。
鳥取県三朝町の「
三朝温泉旅館協同組合」によりますと、
地震の
影響で
温泉設備に
不具合が
起こるなどして、
組合に
加盟する
25の
宿泊施設のうち
9か所が
22日は
休業を
余儀なくされました。
こうした中、通常どおり営業している施設でも予約のキャンセルが相次いでいるということです。このうち、昭和31年創業の明治荘では22日、入っていた宿泊予約の9割がキャンセルになりました。キャンセルした予約客の多くが今後の地震を心配していたということです。
明治荘の秋久肇支配人は「行楽シーズンにこのような事態になってしまい影響は大きいですが、温泉には入ることができ、営業は行っているので、お客さんをお迎えしたい」と話していました。
また、旅館協同組合によりますと、予約客からは「温泉地に向かう道路は通れるのか」とか、「旅館の被害はどの程度か」といった問い合わせも多く寄せられているということです。
三朝温泉旅館協同組合の広田発事務局長は「地震で被害を受けた旅館も22日中に復旧作業を行い、23日にはほとんどの施設で営業できる見通しです。その点をお客さんに説明していきたい」と話しています。