北朝鮮に
拉致された
被害者の
家族が
集会に
出席し、「
北朝鮮との
間では、
単なる
協議ではなく、
被害者を
取り戻すための
実質的な
協議を
進めてほしい」と
訴え、
肉親の
確実な
帰国に
結び付く
政府の
取り組みを
求めました。
拉致問題をめぐっては、
こう着状態が
続いていて、
先月、
北朝鮮が
拉致を
認めた
日朝首脳会談から
14年が
経過したほか、
来月には、
中学1年生だった
横田めぐみさんが
拉致されて
39年がたちます。
23日、東京で開かれた集会に出席した拉致被害者の家族会代表で、田口八重子さんの兄の飯塚繁雄さん(78)は、「北朝鮮で帰りを待つ被害者のためにも、政府は拉致問題に第一優先で取り組んでほしい。北朝鮮との間では、単なる協議ではなく、被害者を取り戻すための実質的な協議を進めていただきたい」と求めました。そして、「いかにして、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長に帰す決断をさせるのか、被害者の帰国に結び付けていくのか、政府の対応を注視したい」と話しました。
横田めぐみさんの母親の早紀江さん(80)は、「この問題は置き去りにしておいてはいけない大事な問題です。なんとかして被害者を助け出してあげたい」と話し、めぐみさんら肉親の帰国に向けた世論の後押しを求めました。