先月、
島根県出雲市の
小学6年の
女子児童が、
修学旅行の
宿泊先のホテルで
入浴中に
溺れて
死亡した
事故について、
出雲市教育委員会は、
学校の
管理職が
安全管理の
適切な
指示をしていなかったほか、
入浴時の
監視体制も
不十分だったなどとする
調査報告をまとめました。
先月29日、
島根県出雲市の
小学6年の
女子児童が、
修学旅行の
宿泊先の
広島県廿日市市のホテルで
入浴中に
溺れて
死亡し、
出雲市教育委員会は、
学校側の
管理体制に
不備がなかったか
関係者から
聞き
取りを
行うなどして
調べてきました。
25日開かれた教育委員会の会議で担当者が示した調査報告によりますと、担任教諭と養護教諭は事前に女子児童の母親から「入浴中に具合が悪くなった」という情報を得ていたものの、入浴時が特に危険だという認識に至らなかったほか、学校の管理職も入浴時の安全管理について適切な指示をしていなかったとしています。
また、修学旅行に児童を引率した教員の安全管理の役割分担が明確でなく、入浴時の監視体制が不十分だったことや、入浴中は周りにほかの児童がいるとして特別な配慮を行っていなかったことも、事故につながったと指摘しました。
出雲市教育委員会の本田惠子教育委員長は、会議の中で「事故が起きたことは本当に申し訳なく亡くなった女子児童と遺族に心からおわびしたい」と述べました。