熱気球の
大会が
開かれている
佐賀市で、
29日朝、
熱気球1機が
会場近くの
JR長崎線の
架線に
接触する
事故がありました。
熱気球に
乗っていた
2人にけがなどはありませんでした。
大会の
実行委員会によりますと、
29日午前7時半すぎ、
佐賀市で
開かれている
大会に
出場している
熱気球1機が、
会場近くの
JR長崎線の
鉄橋の
欄干に
衝突したあと、
架線に
接触しました。
この熱気球は通常、離陸する際、2つ点火するはずのバーナーが1つしかついていない状態だったということで、急激にガスの圧力が下がったことで、操縦がしにくい状況になったと見られるということです。
熱気球に乗っていた2人にけがなどはありませんでした。
当時会場にいて、気球を撮影した40代の男性は、「公式練習中に、1機が架線の辺りに引っ掛かって、動けなくなってしまいました。気球のかごからロープを垂らし、地上の係員に引っ張ってもらっていましたが、本体はかなり損傷していたように見えました」と話していました。
当時の様子を目撃した女性は「バルーンが電線に引っかかっていたので、感電しないか怖かったです。早く降ろしてもらえればと思っていました」と話していました。
大会の実行委員会の川副薫PR・メディアチーフは「より一層の安全対策をとり、しっかり注意を払って熱気球を飛ばすよう、選手たちに話していきたい」と話していました。
この影響でJR長崎線は下りの一部区間で2時間余りにわたって運転を見合わせました。