スペイン
内戦のさなかの
無差別爆撃の
惨劇を
描いたピカソの
絵で
知られるスペインの
町ゲルニカで、
来年開かれる
空爆から
80年の
追悼式に、
長崎の
被爆者が
招待されて
出席することになりました。スペインの
町ゲルニカは、
1937年のスペイン
内戦のさなかにドイツ
軍の
無差別爆撃を
受けました。この
無差別爆撃について、
画家のピカソが
惨劇の
様子を
描いた
絵画を
制作し、
戦争の
悲惨さを
伝える
作品として
世界中で
広く
知られています。
長崎県被爆者手帳友の会やカトリック長崎大司教区などは、長崎の原爆の投下も無差別爆撃だったとして、6年前からゲルニカの市民と交流していて、このほど来年4月に行われる空爆から80年の追悼式に出席を求める依頼がゲルニカの市長から届いたということです。
追悼式には、いずれも被爆者の被爆者手帳友の会の井原東洋一会長と大司教区の高見三明大司教、それに、核兵器廃絶地球市民長崎集会の朝長万左男委員長などが出席する予定で、井原会長は「ゲルニカで空襲の体験者が長崎以上に少なくなるなか、どのように体験を伝え、平和を訴えているのか見たいと思います」と話しています。