15年前に
44人が
死亡する
火災が
起きた
東京・
新宿の
歌舞伎町で、
消防が
雑居ビルの
立ち入り
検査を
行い、
避難経路の
確保状況などを
確認しました。この
検査は、
平成13年に
44人が
死亡した
東京・
新宿区歌舞伎町の
雑居ビル
火災が
起きて
以降、
毎年、この
時期に
行われていて、
2日夜は
東京消防庁の
職員など
250人余りが
歌舞伎町と
新宿3丁目にある
雑居ビルおよそ
470棟に
立ち入りました。
このうち、地下の店舗からの避難経路が1つしかない雑居ビルでは、職員がビルの管理者に経路を塞ぐような物を置かないよう指導していました。
また、東京消防庁が外国人向けに新たに作成した英語、中国語、韓国語で「物を置かないで」と呼びかけるステッカーを店の出入り口に貼り、注意を呼びかけていました。
東京消防庁によりますと、立ち入り検査の結果、避難経路となる階段や廊下に障害物があるなどの違反が90棟以上で見つかり、改善するよう指導したということです。
東京消防庁は「オリンピックに向けて都民の安全と安心への関心は高まっている。15年前のような火災を二度と起こさないようにという強い信念で検査を続けたい」としています。