リオデジャネイロパラリンピックの
陸上の
金メダリストが
障害者スポーツを
子どもたちに
知ってもらおうと
都内の
小学校を
訪れて
交流しました。
東京文京区の
小学校を
訪れたのはリオデジャネイロパラリンピック、
陸上男子走り幅跳び、
足に
障害のあるクラスの
金メダリスト、ドイツのハインリッヒ・ポポフ
選手です。
9歳のときに病気で左足の膝から下を切断したポポフ選手は、リオデジャネイロ大会で6メートル70センチの記録で優勝し、その記録の長さが巻き尺を使っておよそ150人の全校児童に紹介されると驚きの声が上がりました。ポポフ選手は子どもたちに「何かで上達したいのであれば、先生や親を信頼し、アドバイスを聞くことが大切だ」と英語で話しかけパラリンピックの金メダルを手渡すと子どもたちは興奮した様子で、「重い、重い」と言いながら金メダルを触っていました。
ポポフ選手はこのあと校庭に出て走り方を指導し、足の裏から手の先まで全身を意識しながら走ることが重要だとアドバイスしていました。4年生の女の子は「笑顔で優しかった。足を切断したあとも努力していて私も勉強を頑張っていこうと思った」と話していました。
ポポフ選手は「子どもたちは教えたことに対して純粋に取り組み、質問もしてくれた。スポーツは障害の有無や国籍などの違いも超えてつながることができるので、家の中でゲームをするのではなく、友達と一緒に外で時間を過ごしてほしい」と話していました。