道路の
劣化を
早める
大きな
要因と
指摘されている
過積載の
大型の
車両の
取締りが、
10日、
関東の
各地で
一斉に
行われました。この
取締りは、
国土交通省や
高速道路各社などが
東京、
神奈川、
千葉、
埼玉の
1都3県の
高速道路と
国道、
合わせて
17か所で
一斉に
行いました。このうち
東京江東区辰巳の
国道357号線では、
国土交通省の
職員や
警察が
大型の
車両を
検問所に
誘導し、
車両の
重さや
長さ、
高さを
測り、
必要な
書類がそろっているかを
確認していました。
総重量が国の基準の2倍以上となる大型トレーラーなどについては、道路の劣化を早める大きな要因になっているとして、去年2月から規制が強化され、違反をした場合には運送会社やドライバーを速やかに刑事告発することにしていて、今月1日現在、告発件数は25件に上るということです。また、高速道路各社も重量違反の車への割り引きを停止する基準を、来年4月から厳しくすることにしています。
国土交通省によりますと、10日の取締りでは過積載や、通行に必要な申請を行わないまま通行したなどとして、19件の警告と29件の措置命令が出されたということです。
国土交通省関東地方整備局の外川和彦交通対策課長は「安全に道路を走行できるためにも悪質な車への取締りを強化し、老朽化への対策につなげたい」と話しています。