東日本大震災から
5年8か月となる
11日、
岩手県陸前高田市では、
津波で
流されたがれきなどが
沈んでいる
可能性がある
海岸近くの
沼で、
警察などによる
行方不明者の
捜索が
行われています。また、
津波で
大きな
被害を
受けた
宮城県南三陸町の
海岸では、
行方不明者の
手がかりをさがす
捜索が
行われました。
捜索が
行われているのは、
陸前高田市の
中心部にある
古川沼です。
11日は
警察と
釜石海上保安部による
捜索が
行われ、ダイバー
18人が
水深およそ
4メートルの
沼に
潜って、
手がかりを
探しています。
陸前高田市では今も204人が行方不明となっていて、古川沼は海のすぐそばにあるため、震災の時に津波が引く際、流されたがれきなどが沈んでいる可能性があるとして、家族などが市に捜索を要望していました。
11日は、行方不明者の捜索と合わせ、ダイバーががれきなどの一部も引き上げることにしています。
警察などによりますと、古川沼での水中捜索は3年ぶりだということで、沼の近くには行方不明者の家族も訪れて、捜索を見守っていました。
60代の弟が行方不明になっている松田征也さんは「弟はここにいるとずっと思ってきたので、捜索が行われることはありがたい。少しでも何か手がかりが見つかればうれしいです」と話していました。
陸前高田では
捜索が行われているのは、陸前高田市の中心部にある古川沼です。11日は警察と釜石海上保安部による捜索が行われ、ダイバー18人が水深およそ4メートルの沼に潜って、手がかりを探しています。
陸前高田市では今も204人が行方不明となっていて、古川沼は海のすぐそばにあるため、震災の時に津波が引く際、流されたがれきなどが沈んでいる可能性があるとして、家族などが市に捜索を要望していました。
11日は、行方不明者の捜索と合わせ、ダイバーががれきなどの一部も引き上げることにしています。
警察などによりますと、古川沼での水中捜索は3年ぶりだということで、沼の近くには行方不明者の家族も訪れて、捜索を見守っていました。
60代の弟が行方不明になっている松田征也さんは「弟はここにいるとずっと思ってきたので、捜索が行われることはありがたい。少しでも何か手がかりが見つかればうれしいです」と話していました。
南三陸町では
南三陸町歌津地区にある馬場漁港近くの海岸では、11日午前、地元の警察官8人が、海に向かって黙とうをささげたあと、捜索を始めました。
冷たい雨が降る中、警察官たちは海岸の岩場によじ登って岩の隙間をのぞき込んだり、打ち上げられた流木やごみをかき分けたりして、行方不明者の手がかりを探していました。
東日本大震災の行方不明者はことし9月時点で2557人に上っていて、このうち南三陸町では今も212人の行方がわかっていません。南三陸警察署の伊藤記之地域課長は「震災から時間が経過しても、行方不明になった家族を待つ方々から捜索の要望が寄せられます。何かひとつでも手がかりを見つけたい」と話していました。